20年前の「プリウス」を覚えていますか?
30年間で「自動車」はこんなに変わった〈前編〉
■5ドア、「トライアングルフォルム」…ユーザーを魅了するデザインに
2代目プリウスは2003年に誕生した。初代の4ドアセダンから、5ドアのハッチバックへボディを大きく変更し、サイドから見るとキャビンを中心に美しい三角形を描く「トライアングルモノフォルム」をこのモデルから採用した。プリウスと言えばこの形という人も多いのではないだろうか。
またパワーユニットはモーターの出力が50%アップしたTHS-Ⅱへと進化し、燃費は35.5km/l(10・15モード燃費)まで引き上げられた。距離や速度は制限されるものの、2代目からモーターのみで走行できる「EVドライブモード」が搭載されたことも大きな話題になった。
新車価格は約215万〜と先代から据え置いた上、エコ減税など政府の後押しもあり、国内では36万台のスマッシュヒットを記録、グローバルでも119万2000台を販売し、プリウスの存在を世界に知らしめたモデルとなった。